しかし近年の研究によれば、競走馬の遺伝的な素質は母馬から55〜60%を、父馬から40〜45%を受け継ぐということが明らかになっている。母系の伝える遺伝子は競走馬の能力を構成する上で重要なファクターなのである。優秀な繁殖牝馬との間に生まれた競走馬は恐らくは平均値を上回る成績をあげることが予想出来るので、種牡馬には優秀な繁殖牝馬を交配してやれば良いのである。しかし、ここで問題が起こる。優秀な繁殖牝馬のリソースは限られているのである。これは人間にも共通することで、女は星の数程いるが、若くて美人な女というのは数が限られていて、その数は男の数に比べて圧倒的に少ない。だから美人を獲得するために世の男たちは日々熾烈な競争に晒されているのである。若くて美人なメスを獲得するというのは、人類が太古の時代から優秀な子孫を残すために身につけた本能なのである。
これと同じように種牡馬が優秀な子孫を残すには若くて優秀な繁殖牝馬をいかに獲得出来るかというのが、種牡馬の成功に大きく影響してくるのである。種牡馬と人間のオスが違うのは人間はこちらかメスにアプローチするが、種牡馬は交配するメスを自ら選べないということだ。馬の代わりに人間が選んでやるのである、そこには血統的な相性も考慮されるし経済的理由や様々な思惑も含まれたりもするだろう。
リーディングサイアーを作ることは簡単で、全ての牝馬とその種馬を配合させてやれば良いのである。少し極端な例だったが、要は交配する牝馬の数を増やせしてやれば自ずとその産駒の勝ち星も増えるのである。要はリーディング競争はどれだけ多くの繁殖牝馬を獲得出来たかという地点で体制は決しているのである。
優れた繁殖牝馬や種牡馬の定義はいろいろとあると思うが、優れた種牡馬にはたくさんの繁殖牝馬が集まるのである。
人間も一部の男にたくさんの美女が群がるように、一部の種牡馬に優秀な牝馬が集まるのである。つまり、種付け数が多い種牡馬の子供を買うのが優れた繁殖牝馬の子を獲得する最も成功する確率が高い方法なのである。
2012年種付け数
第1位 キングカメハメハ 2012年度種付頭数:251頭、2011年度:266頭、2010年度:266頭、2009年度:145頭、2008年度:202頭
第2位 ディープインパクト2012年度種付頭数:246頭、2011年度:229頭、2010年度:219頭、2009年度:171頭、2008年度:216頭
第3位 ダイワメジャー 2012年度種付頭数:244頭、2011年度:173頭、2010年度:164頭、2009年度:181頭、2008年度:223頭
第4位 ハービンジャー 2012年度種付頭数:222頭、2011年度:211頭
第5位 ヴァーミリアン 2012年度種付頭数:206頭、2011年度:216頭
第6位 シンボリクリスエス 2012年度種付頭数:203頭、2011年度:134頭、2010年度:183頭、2009年度:207頭、2008年度:217頭
7位 ゴールドアリュール 2012年度種付頭数:180頭、2011年度:144頭、2010年度:207頭、2009年度:186頭、2008年度:204頭
(JBISデータより引用)
今年の1歳募集馬が種付けされた2012年の種付け数を見てみよう。上位8頭のうちダイワメジャーとハービンジャーは過去最高数の繁殖牝馬を集めた。ハービンジャーは2年目まだ出走が無いので未知数だが、ダイワメジャーの躍進は約束されている。
その他では、ゴールドアリュールは前年比25%増加で、これは人間でいうモテ期といったころか。この馬の産駒は勝ち上がり率も高いので良いと思う。
選んだ種牡馬の中からどの馬を選ぶか?後は趣味の問題なのである。血統から選ぶ人も入れば、見た目で選ぶ人、予算の中から選ぶ人、ただ一つ確かなのはどの馬が走るかは神のみぞ知るということである。
さぁ僕も最終決断をしなくては。
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